結婚式二次会でのNG事項とは？
結婚式二次会の会場の場所・料理、ゲーム・余興の企画、司会者進行はどうするのか？など当日までの段取りは、けっこう大変です。通算1000件以上の二次会の幹事を代行してきた2次会チャンネル。結婚式二次会のプロから見た絶対にやってはいけないことが多々ございます。ここでは二次会でやってはいけない注意事項をご紹介いたします。新郎新婦、ゲストにとって心に残る思い出になるよう成功させましょう！
受付担当は持ち場から離れない
ゲスト全員が開始時間までに会場へ来てくれることはほとんどありません。1割程度のゲストは遅刻してくることが多いです。全員分の受付が完了していない場合、受付担当は二次会パーティが始まっても持ち場を離れてはいけません。遅刻して参加するゲストから会費が徴収できなくなってしまいます。
幹事グループはお酒をほどほどに
結婚式二次会パーティのプログラム中に担当の役割がある幹事さん。特に司会者はお酒を控えるようにしましょう。幹事さんや司会者が酔いつぶれてしまったら、そのあと二次会パーティを仕切る方がいなくなってしまいます
100円ショップで景品は買わない
こんなものまで100円！というくらい品揃えが豊富な100円ショップ。しかし、予算の都合上だからといって100円ショップで景品は買わないようにしましょう。何故か？「100円均一で買ったとバレる確率が高い」からです。たいていの人は100円ショップに何度も行ったことがあります。なので人気商品はどこの100円ショップでも見受けることができます。商品代より高いラッピングでゲームの景品に流用するのもオススメできません。限られた予算です。ラッピング代も景品代にあてましょう
家電系の景品って？
デジカメやコーヒーメーカー、掃除機などなど二次会景品の定番です。豪華にみえる家電系の景品。でもちょっと待ってください。このあたりの家電系ってほどんどの人がすでに持っていませんか？大きな荷物になる景品。当選した方は持って帰るのも大変かもしれません。大きなかさばる景品は現物を渡すのではなく、目録を渡しましょう。後日景品を自宅に発送してあげるのがベストです。
日程が近いのにまだ会場が決まらない。
会場は、予約が埋まってしまう前に、余裕をもって早めに予約をしましょう！「ここもいいな・・・ここは安いな・・」と思っている間に予約は埋まってしまいます。会場の決定は、パーティーのスタートです。これが始まらないと何も始まりません。二次会の準備をするにあたり最優先事項です。
二次会とは段取り8割 / 当日2割
新郎新婦から幹事を頼まれたが、仕事が忙しく段取りが進まない！非常によくあることです。イベントは段取りが８で本番２というくらい段取り・事前準備が大切です。ちゃんと責任を持って幹事をできるか、サポートしてくれるスタッフを探せるか、引き受ける場合には、もう一度しっかり考えましょう！お任せする新郎新婦様側は負担をかけることを認識し幹事を引き受けてくれる友人に感謝しましょう。トラブルがあった場合にも善意で引き受けてくれていることを忘れてはいけません。
借りられるもの、事前に購入するもの
当日、準備中に買出しに行く！なんてことになると段取りが狂ってしまいます。備品がなく企画していたゲーム・余興ができないなんてことになるとかなり寒いことになってしまいます。しっかりと備品リストをつくって必要なものを整理しましょう。意外と会場で用意されていて貸し出しが可能な備品もあります。例えばチェキ本体などは用意してある会場が多いです
司会は必ず１人
司会が2人というのは「プロの司会」でも難しいものです。なぜなら呼吸を合わす必要があるからです。
さらに2人でやる場合は役割分担も必要です。恥ずかしいから、不安だからと言って司会を２人でやってしまうと、ゲストから見ると意外と「サムイ」ことになりがち。2人でやる意味って何があるでしょうか？本当は1人でできますよね？二次会の司会は必ず１人でやるものです。
内輪ノリ厳禁
結婚式二次会の幹事は新郎新婦の一番仲がいい友人が任されることがほとんど。しかし、結婚式二次会と言うのは様々なカテゴリの友人グループが来るものです。幼なじみ、中学高校、大学、社会人。一部のグループにしかわからないネタを入れるのは厳禁です。参加したグループ全員が楽しめる二次会を心がけましょう。
体育会系ノリの一気飲み。
新郎新婦は披露宴で疲れてることが多いです。そこに加えて新郎に一気飲みなどの強要。また罰ゲームなどで面識がないゲストに一気飲みを強要するなどは暴力的です。せっかくの二次会なのに新郎が酔いつぶれてしまっては大変です。特に先輩がゲスト、後輩が新郎というパターンで一気飲みは起こりやすいので該当する方は気をつけましょう。
進行表は絶対に作るべし
結婚式二次会はイベントです。イベントには必ずと言っていいほど「進行表」があります。司会、幹事、受付や音響。簡単なMCのセリフ。各項目の尺など1枚の用紙にまとめましょう。そのほか余興を予定されている方に余興開始時間を伝えることも必要です。お店の方にも進行表は渡しておきましょう。
二次会は7割女性目線 / 3割男性目線
結婚式二次会の幹事や司会のほとんどが男性が担当すると思います。だからと言ってゲームの内容や景品のラインナップを男性目線で考えてはいけません。結婚式は女性がメイン。その中でももちろん新婦が主役ですが、新婦はあくまで招待する側。おもてなしする側です。また女性は男性より、シビアな目線で二次会を見ていることが多いです。だから進行、演出、景品ともに「女性」が喜ぶものを考えると満足度は上がります。そして女性のトイレの場所や数を確認することも大事です。女性トイレは数が少ないと混雑しますのであらかじめ会場の女性トイレの広さと数などを把握しておく事も必要です。
二次会の主催者は新郎新婦
二次会の主催者は新郎新婦です。幹事様グループは新郎新婦のサポート係です。幹事の方は「いかに新郎新婦と協力してゲストに楽しんでもらうか」を考えてパーティーに臨みましょう。ゲーム内容やパーティー内容が乏しく、ボッタクリ感が出てしまうと新郎新婦が冷たい目で見られることをお忘れなく。
定番のビンゴゲームって？
二次会の王道！それが「ビンゴ」です。しかし、20代も後半になると何度も二次会に参加しているものです。「またビンゴかよ・・」と思う年代の方もいますので景品を渡す際に工夫を入れるなどしてパーティーを盛り上げましょう。
音響BGMは超重要
新郎新婦入場、ケーキ入刀、乾杯、ゲーム中、景品受け渡し、新郎新婦結びの挨拶などの二次会中の様々な場面。BGMや音響のタイミングはパーティーイベントの重要なポイントです。「選曲・タイミング、音量」この3点に注意しましょう。スピーチ中はボリュームを絞る。拍手をあおるなど盛り上る場面でボリュームを上げる。「的を外れた音楽や音響のタイミングは雰囲気を壊す」ことをお忘れなく
ゲストに向かってマイクを向ける
司会を任された方はよほどの場面でない限り「ゲストに向かってマイクを向けない！」ことをお勧めします。プロでも「客いじり」は高度なことなのです。しっかりとリアクションができるゲストか？どうか？見極めてからマイクを向けましょう。上手なフォローができる司会者さん以外はマイクをゲストに向けないことをオススメします。
プログラムを詰め込み過ぎない
「あれもこれもやりたい！」と親友の二次会なので思ってしまい、2時間の間にふんだんに余興やゲームを入れる幹事様がいらっしゃいます。できれば最低10分の歓談タイムを2回は作りましょう。司会の方は「今から15分後の19時からビンゴを開始しまーす」などのアナウンスを入れるといいですね。歓談タイムがないとトラブルが発生したときのプログラムの修正も難しくなります。例えば歓談タイムを20分とっておくと、新郎新婦が遅れて会場に到着した場合に、歓談タイムを削るなどの調整が簡単です。
限られた予算をどう配分する？
料理中心なのか？景品重視なのか？ビンゴやゲームの景品をたくさん買いすぎて料理に予算がまわらないなどの事態は絶対にないようにしましょう。ゲーム中心ならレストランよりも貸し会場などで軽食に飲み放題のラインナップを多くするなどコンセプトを明確にしましょう。また当日参加人数が減るなんてことはよくあります。予算は会費から捻出するため、そうなると予算も減ってしまいます。また余裕をもって予算を使いましょう。二次会がお開きになって、会場へ清算するときに予算が足りない。だれが不足分を支払うのか？もっともトラブルになりやすい部分です。余ったときは新郎新婦に祝儀として渡せばよいのです。足りないより余るほうがいいですよね
不足分を請求する
あなたが幹事様の場合→
新郎新婦からねぎらいの寸志をいただけることはありますが、不足分が出たからといって請求するのはもってのほかです。予算内で最高のパーティーにするように予算表から当日の進行までを計画的に行いましょう。
あなたが新郎新婦様の場合→
幹事を引き受けてくれた友人は完全に無償で、あなたとの友情があるから引き受けてくれています。そんな友人に不足分を請求することはできませんよね
会費を無料にする人は？
あなたが幹事様の場合→
新郎新婦に会費分を請求しないのは当然です。何度も言うように予算は余裕を持って組みましょう。
余った予算は景品で現金プレゼントか新郎新婦にご祝儀としてお渡しするのが定例です。
あなたが新郎新婦様の場合→
さきほどと同じです。幹事を引き受けてくれた友人は完全に無償で、あなたとの友情があるから引き受けてくれています。せめて会費は無料にしてあげましょう
二次会で漫才？コント？
よほど自信がある人以外はお勧めしません。そう、一度滑ってしまうと見ているゲストの方が辛くなるのです。どうしてもやりたい場合は、プロのネタを完コピすることでしょうか。その場合でもかなりの練習が必要です
二次会でカラオケ
難しいところがカラオケです。余程の歌に自信がある方でない限りあまり良い余興ではないです。
2番に入るとゲストは飽きてしまう事が多いものです、なので普通にただただカラオケをするのはお勧めできません。カラオケを歌う場合にはいくつか工夫できる点があります。「アカペラ」「合唱」「衣装にこだわる」「替え歌」「ダンス」などなどの演出があったほうがよいですね。
裸になる！脱ぐ！下ネタ！
たまにいらっしゃいますが・・・だめです。参加ゲスト全員が気心の知れた仲なら盛り上るかもしれません。しかしそうでない場合、必ず女性ゲストの中にはドン引きする方が数名いるかと思われます。また下ネタは大きな笑いとなる可能性もあります。しかしやはりドン引きする方もいたり、下ネタはハイリスクであるということをお忘れなく。
